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セラピストやコーチの選び方

自分の問題や悩みを対人援助のプロに相談したい時、どの人にお願いするか悩む方は少なくないと思います。

セラピスト(カウンセラー)は勿論ですが、コーチングにおいても、「ライフコーチング」や「メンタルコーチング」など、単なる目標達成のためではない、深いテーマを扱う場合、援助者の選び方は大変重要です。ここを間違えると、問題が悪化したり、(自覚なく)遠回りすることにもなりかねません。

まず一般的には私たちが確認するのは、現実的に、通える場所にあるか・またはオンラインで実施可能か、自分が支払える金額設定かといったことがありますね。

そして何よりどんな方なのかは気になるのではないでしょうか。

どんな経歴でどんな資格を持っているのか、お任せして大丈夫なスキルがあるのか、どんなキャラクターなのか。

情報が沢山ある中で、SNSでフォロワーが多かったりメディアで露出されている人、資格を多く持っている人などに依頼が多く入るのが現実だと思います。

安くないお金とエネルギーを費やし、勇気を出して自分の問題を相談するわけですから、失敗したくないのが当たり前で、それは無理もないことです。

ですが、ビジネスのセンスがあってマーケティングが上手であることと、人間性やセッションの質の高さは、一致するわけではありません。まったくSNSもやっていなければメルマガも出していないけれど素晴らしい援助職の方もいます。

そこで、良い援助職であるかどうかのとても大事な判断ポイントがあります。アカデミックな知識の土台やスキルレベルが大事なのは当然として、大きな差異になるのは、その方がどのくらいどのように自分の問題に取り組んできたか。です。

心の傷や盲点、癖が全くない人間はいません。それらに向き合い、取り組んでいるかどうかで、適切な見立てと介入ができるかどうかは変わります。

しかし、自己啓発的な学びを続けてきた方や、比較的短期間の心理的ワークを経験していても、専門的なセラピーをみっちり受けたことがない方は多くいます。

日本では、対人援助職のクライアント体験は欧米ほど強く推奨されてはおらず、臨床心理士でも実は受けていない人のほうが大多数といわれます。

私もまだまだ未熟ですし、人間である限り完成形などありえません。

ただ、何年も精神分析的心理療法やソマティックワーク等に取り組み、今も定期的に受けています。そのプロセスを通し、援助職自身がセラピーを受けることが、自分や人間に対する解像度にどのくらい影響するかを身をもって知っています。

ですので、聞きにくいかもしれませんが、「この人にお願いしてみようかな」という人が見つかったら、ぜひそのあたりを質問してみることをおすすめします。

そして、最終的には人間対人間なので、相性もあります。

完璧な人はまずどこにもいませんし、取り扱いたいテーマ、今のご自身の状況などによっても、フィットする人は変わってきます。

まずは初回セッションを受けて、継続的にお願いできそうか検討するのも良いと思います。問い合わせ段階でのやりとりから判断できればそれに越したことはありませんが、実際にお話してみないとわからないこと、感じられないこともあります。

理屈ではないけれどなんだか安心する・ほっとする感じ、安心とは違うけれど信頼できそうだなという直感、逆になにかひっかかる感じ・違和感などを信じてください。

信頼できるプロとの出会いはそんなに簡単ではないかもしれませんが、必要な方が自分に合う人にリーチできると良いなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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